英車部品 Q&A


Q: アマルコンセントリックキャブMK1とモノブロックキャブ、どちらが良いですか。
A:精度や剛性はモノブロックの方が明らかに上です。
一方、コンセントリックにはセッティングやメンテのしやすさ、価格面等のメリットがあります。

またアマルレプリカキャブも存在します。

Q:リヤチェーンに国産品は使えますか。
A:昔からの幅の狭いスタンダードタイプでしたら使えます。
但し、最近の国産ェーンはサイドプレートも厚い強化シールタイプが主流ですので、レイノルズ純正に比べてかなり幅が広くなっています。
それらを使った場合、クランクケース内側側面に接触する事がありますので注意してください。
レイノルズは側面に刻印が入ります。

Q:×××の純正中古部品は入手出来ますか。
A:物や程度にもよりますが、需要の多い部品については現地でもリプロ新品以上の価格が付いているケースが珍しくありません。
外装部品はともかく、機能部品の中古品はお勧めできません。
中古部品を利用するのは、基本的に新品が入手出来ない場合だけと思います。

Q:ガソリンのもれない燃料コックはありますか。
A:デザインはともかく一般的に高年式車用の物の方が、もれずらいです。  

Q:TOGAサイレンサー(マフラー)って何ですか。
A:当時と同じ金型を使い、純正品と同じ製法・同じ構造を謳い英国で製造される品です。
現在入手難の品が多々ありますが、音質等を考えるとTOGA製がベストです。
他にも無印台湾製等いろいろとあります。

但しデザインやサイズが微妙に違ったり、それらは同じでも音質がイマイチな品もあります。

Q:×××をメッキするのと新品に交換するのと、どちらがいいですか。
A:新品で入手出来る部品については、メッキ代より新品価格の方が安くなる可能性があると思います。
サビにより表面が荒れている場合やサイレンサー等のヨゴレがひどい物については、仕上りはあまり期待出来ないかもしれません。
それでも、当時の純正品の場合はまた別かもしれません。

Q:純正規格のワイヤーが、微妙に合わないのですが。
A:各ワイヤーごとに、下記を確認して下さい。

〈スロットルワイヤー〉
現在付いているスロットルホルダーの種類により、インナーの飛び出し量やホルダー内のタイコ形状が違う可能性があります。
キャブの種類や口径と上部アジャスターの有無により、インナーの飛び出し量やキャブ上部の収まりが違ってきます。

〈ブレーキワイヤー〉
新車時と違うレバーが付いていると、インナーの飛び出し量やレバー側のタイコ形状が違う可能性があります。

〈クラッチワイヤー〉
新車時と違うレバーが付いていると、インナーの飛び出し量やレバー側のタイコ形状が違う可能性があります。
インナーの飛び出し量については、とりあえずレリーズ調整をして下さい。
レリーズ調整をしても正しい遊びにならない場合は、クラッチ板厚の違いやCプッシュロッドが減っている等の可能性があります。
インナーの飛び出し量合わせは、アウター及びインナーをカットするか、物によってはスリーブを追加してください。  
また現在作られている、特に低年式車用の物は一般的にアウターが少し長めになっている物が多いようです。  
それはアウターに比べ、インナーは詰めるのが多少難しいという理由からのようです。

Q:純正部品と非純正部品(レプリカ部品)に差はありますか。
A:レプリカ部品は電装小物部品やゴム類からトラのクランクケース等の大物まで多岐にわたり、その品質もバラバラです。  
また、多くのレプリカ部品では同じ部品番号のでもいくつもの製造元・製造国があり、レプリカ部品同士でも品質に大きな差があります。  
当時のトラ等メーカーの下請け会社が今でも生産している純正部品に近い品質の物から、機能や材質仕上げ等から見て使いたくないまでいろいろと流通しています。
特に最近は今まで以上に安価な東南アジア製部品が増えてきており、製造中止に追い込まれる良質レプリカ品が目立ってきています。